今まで、ゴダードには手を出してなかった。
図書館で、適当なのがなかったのでこの本をチョイスした。 わりと軽いノリの始まりだが……、はたしてどうなるやら。 「閉じられた環」 ロバート・ゴダード 1993 講談社文庫 1931年、豪華客船<女王陛下号>に乗り込んだ詐欺師コンビ、ガイとマックスの目にとまった絶世の美女ダイアナ。父親は有名な投資家、まさに絶好のカモだった。恋する男を装って罠を仕掛けるマックス。だが大いなる誤算、ふたりは本当の恋に落ちてしまう。 ダイアナの父、辣腕で鳴らすチャーンウッドは、我々の企みをすべてお見通しだった。破格の手切れ金を提示されたガイは、マックスの許可も得ず頷いてしまう。それが、思いもかけぬ殺人劇の発端になろうとは! やがて、船上の恋の結末は周囲の人々の運命を翻弄してゆく。 全体としては面白かったが、こんなプロットなら、ラドラムのほうがはるかに上を行くと思う。というわけで、リストアップしない。
by biomasa
| 2004-06-16 16:22
| ★★★未満
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