この頃はまだ女性私立探偵は二人しかいなかった。
そんなわけで熱の入れ方も少なかった。★★ 「泥棒のB」 スー・グラフトン 1985 ハヤカワ文庫 なんとも奇妙な展開の事件だった。 遺産相続のため、居場所のわからぬ姉を探してもらいたいとの依頼。 その女性はサンタ・テレサとフロリダにコンドミニアムがあったが、行方は杳として知れなかった。 だが、聞き込みの調査を進めるうちに、一方の管理人室に強盗が押し入るという不穏な事態が発生し、また近所でも数カ月前、無残な強盗放火事件が起こっていたことが判明した。 さほど複雑とも思わなかった事件は意外な様相を呈してきた。 アメリカ私立探偵作家クラブ賞、アンソニー賞両賞受賞作。 注目の女流のキンジー・ミルホーン・シリーズ第2弾。
by biomasa
| 2005-11-15 19:33
| ★★★未満
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