取り立てて凄い本ではないのだが、でも面白い。★★★★ だからね。
カナダの作家ですが、今では入手不可能かも。 「煙が知っている」 エリック・ライト 1984 ハヤカワ文庫 九月はトロントでいちばんよい月だ。 暖かく晴れた日が多いし、夜は涼しく眠りやすい。 だが、ソールター警部の身辺には難問が山積だ。 14歳の息子はポルノ雑誌を隠し持っていたし、妻の仕事も忙しすぎる。 彼自身は健康診断で血尿が出て……私生活だけではない。 彼の許にまわってきた放火殺人事件も厄介だった。 被害者の骨董店主は多くの人間とゴタゴタを起こしている。 そのうちの誰かが火をつけたのか、それとも―― ソールター警部の地道な捜査が掘り当てた事件の意外な側面とは? 中年警部の悩み多き生活と、奇妙な事件の顛末を描く注目作。
by biomasa
| 2005-08-18 09:42
| ★★★★
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