これは持っているのだが活字が細かすぎてどうも気が進まないでそのままになっている。
「白い国籍のスパイ」 J・M・ジンメル 1960 祥伝社 第二次大戦中、ドイツ人の青年銀行家が、自分を無理やり諜報戦に引き込んだ欧米のスパイ組織を手玉にとろうと奮戦するが、自身も裏切りや投獄などの憂き目に会ってしまう。実在の人物を脚色して、戦争や国際問題へのアイロニーをうかがわせつつ、「巻き込まれたスパイ」の姿をユーモラスに描いている。流血ざたがいやで、結局どこにも属さない多国籍スパイという設定がユニーク。また、主人公が腕をふるう料理のレシピが全編に散りばめられているのは圧巻である。
by biomasa
| 2005-04-22 12:51
| 未読or放棄
|
ファン申請 |
||