この本は1998年度の宝島社「このミステリーがすごい!」のベストワンに選ばれたとの情報を基に古書店で入手した。
喜んで読み始めたけど、どうもなじめなくて途中で放棄しました。 「フリッカー、あるいは映画の魔」 セオドア・ローザック 1993 文春文庫 映画の中には魔物がいる―場末の映画館で彼の映画を観た時からジョナサンはその魔物に囚われてしまった。魔物の名はマックス・キャッスル。遺された彼の監督作品を観るにつけ説明できない何かの存在を感じるのだが…。 大学の映画科教授となったジョナサンは幻の映画監督マックス・キャッスルの謎を追いつづける。どう観てもB級としか評価できない作品の、なにがこんなに彼を惹きつけるのだろうか。その答えはフィルムの中に隠されていた! 映画界の「闇」をめぐる虚実のあいだに、壮大な仕掛けをめぐらせた危険なゴシック・ミステリー。
by biomasa
| 2005-04-14 10:47
| 未読or放棄
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