面白くなるかなと思いながらも途中で放棄してしまいました。
「ザ・ベストセラー」 オリヴィア・ゴールドスミス 1996 文春文庫 「もう、たくさん」。小説家志望のテリーは出版社からの断り状に囲まれて命を絶った。才能があるから、いい小説を書いたからといってそれが出版されるわけじゃない。だったら本を、それもベストセラーを出しているのはいったいどういう人たちなの? 落ち目の女流作家、人に書かせておきながら手柄を独り占めする大学教授、出版界はまさに魑魅魍魎の世界だ。編集者は本をめちゃくちゃにしたがるし、著作権代理人は信用ならない。ああ、なんてしんどい世界なの。だけど「いつかはベストセラーを出してみんなを見返してやる」という気持ちはみんな同じ。さあ、売ってやるわよ! ニューヨークで現実に繰り広げられている、ベストセラーをめぐる大騒動。
by biomasa
| 2005-03-31 11:03
| 未読or放棄
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