コーデリア・グレイの作品はシリーズになってもっと出るかと期待したがこれだけだった。
私には、この人の作品は面白いけど読むのがたいへんです。★★★ 「女には向かない職業」 P・D・ジェイムズ 1972 ハヤカワ文庫 プライド探偵事務所の共同経営者バーニイ・プライドが手首を切って自殺した。 癌だった。38口径の拳銃のみをパートナーに残して。 残されたパートナーはまだ22歳の若い娘で、コーデリア・グレイといった。 「あんた一人では事務所はやっていけない。女には向かない職業だよ」誰もがそう言った。 「バーで働くのと変わりないわ、いろいろの人に会うという点では」コーデリアの決意はかたかった。 死んだパートナーの不幸だった魂のために、一人で探偵稼業を続けるつもりだった。 そんな彼女に最初の依頼が舞い込んできた。 有名な化学者の息子で、ケンブリッジで最近まで歴史を専攻していた21歳の青年が首吊り自殺した理由を調べてほしいというものだった。 コーデリアの調査が進むにつれ、やがて自殺の状況に不審な事実が浮かんできた……。
by biomasa
| 2005-01-22 12:04
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