読み終わったけど……、なんと言うか……。
悪くはないのだけど……。リストアップは控えます。 「わが手に雨を」 グレッグ・ルッカ 2003 文藝春秋 雨の夜。故郷ポートランドに帰り着いたミム・ブラッカを待っていたのは何者かの襲撃だった。監禁され、数時間後に開放されたミム。敵の狙いは何か? バンドから一時帰宅を言い渡され、失意のどん底にあったミムは、敵が卑劣な罠を仕掛けていたことを知る。ネットに流された盗撮写真――それは地に落ちたミムの名誉に、さらなる汚泥を塗りたくるものだった。 かつて母を轢き殺した父の帰還。愛してやまぬ義父母への思い。過去の苦い記憶。アルコールに溺れる自分……。全てを失ったミムは決意する――苦痛に満ちた過去と向き合い、見えざる敵に立ち向かおうと。もう自分には嘘はつくまいと。 傷つき、孤独に震える女の苦闘。引き裂かれた親子の再生。タフでリリカルな筆致で描かれる、現代ハードボイルドの俊英の最新長編。清新な感動をもたらすハードボイルド・サスペンス。
by biomasa
| 2004-12-06 09:52
| ★★★未満
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