こういう分野のほかにブラウンはショートショートが素晴らしい。★★★★
「発狂した宇宙」 フレドリック・ブラウン 1949 ハヤカワ文庫 世界初の月ロケットが地球に戻った際、地上に激突、12人の死者を出した。 その一人に数えられたキース・ウィンストンは、SF雑誌「宇宙の脅威」の編集者。 彼は落下地点の中心にい合わせ、遺体も残らなかった――と推定されたが、実は衝撃で別世界に転移、生存していた。 キースが行った先にも雑誌「宇宙の脅威」があり、別人のキース・ウィンストンが編集の仕事をしているではないか。 多元宇宙を扱ったユーモア活劇。 才人のブラウンらしく、奇想天外なパラレルワールドを生み出した。 後半では宇宙戦争の模様がたっぷり描かれる。
by biomasa
| 2004-11-15 10:15
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