世界で一番有名な弁護士ペリー・メイスンはここで生まれた。
この人の作品は読んでて肩が凝らない。 その分若いころはかったるい思いがしました(笑) 「ビロードの爪」 E・S・ガードナー 1933 創元推理文庫 弁護士ペリー・メイスンのところへ、著名な政治家とのスキャンダルを暴露すると脅かされた人妻が依頼にきた。 奇妙なことに、彼女の夫は、このスキャンダルを載せるという赤新聞の黒幕であった。 メイスンが動き始めたある夜、夫は何者かに射殺される。 犯人を探っていくうちに、メイスン自身が何者かの巧妙なわなに落ち、殺人事件の犯人にされかかっていることに気がついた……。 #
by biomasa
| 2004-10-19 10:09
| ★★★
図書館で借りてきて読んだけど、下巻は予約するのが遅くなって27番目になってしまったので、いつ読めるか見当がつきません。
面白い、いろいろな謎が読者に与えられるのではなく、主人公がどんどん謎解きをしていく設定なので読むほうは何の苦労もいらない(笑) 今のところ★★★★★の予定です。 と書いたのだが、意外と早く下巻が借りられて読み上げました。 後半の初めがちょっともたもたしたけど、終盤は一気に謎解きに向かって加速しました。 世間の噂にたがわないいい本でした。 謎解きに限っていえば、「神々の指紋」を思い出しました。 「神々の指紋」もリストアップしていいかもと……。 「ダ・ヴィンチ・コード上下」 ダン・ブラウン 2003 角川書店 (上)ルーヴル美術館館長ソニエールが館内で死体となって発見された。殺害当夜、館長と会う約束をしていたハーヴァード大学教授ラングドンは、フランス警察より捜査協力を求められる。ソニエールの死体は、グランド・ギャラリーでダ・ヴィンチの最も有名な素描<ウィトルウィウス的人体図>を模した形で横たわっており、さらに、死体の周りには、複雑怪奇なダイイングメッセージが残されていた。館長の孫娘でもあり、現場に駆けつけてきた暗号解読官ソフィーは、祖父が自分だけに分かる暗号を残していたことに気付く……。 (下)ソニエールが死の直前に残したメッセージには、ラングドンの名前が含まれていた。彼は捜査協力ではなく第一容疑者として現場に連れてこられたのだ。ソフィーの機知により苦境を脱したラングドンは、彼女が祖父の残した暗号を解く手助けをすることになる。フィボナッチ数列、アナグラム……数々の象徴の群れに紛れたメッセージを解き進む二人の前に現れたのは、ダ・ヴィンチが英知の限りを尽くして暗号を描き込んだ絵画<最後の晩餐>だった。そして、絵の中に長年秘されてきた驚愕の事実が、ついに、白日の下にさらされる! #
by biomasa
| 2004-10-18 11:26
| ★★★★★
海外ミステリじゃないけど……、
吉川三国志を読んだ人はこれも読むべし。 諸葛亮孔明の孤独な戦いは続く。 「柴錬三国志・英雄・生きるべきか死すべきか」 柴田錬三郎 集英社文庫 (上) 稀世の大軍師・諸葛亮孔明は、若き蜀帝・劉禅を奉じ、魏との戦の火ぶたを切った。 先帝・劉備すでに逝き、猛将関羽・張飛も今はないが、武力随一の魏に政変が起きた。 この機に献じる「出師の表」……。 雄大な構想で描く痛快きわまる大ロマンの第1部。 (中) 20世紀の今日まで名を残す大軍師、蜀の諸葛亮孔明と魏の司馬仲達が、自ら指揮をとって雌雄を決するときがついに来た。 大勝か、しからずんば大敗か――。 知能の限りを尽くし、自国の存亡を賭けて相戦う二人の名将の壮烈な戦いぶりを雄渾に描く第2部。 (下) 中国大陸が魏と呉と蜀に三分されてから幾歳月……。 不世出の大軍師・諸葛亮孔明いまは亡く、蜀の命運は若き英傑姜維伯約の双肩にかかっていた。 中原制覇を生涯の悲願とする姜維は、蜀の興亡を賭けて宿敵・魏と死闘を繰り返すこと数度、いよいよ最後の決戦場にのぞむ。 天下統一の野望を胸に、名高い英雄、豪傑たちの栄光と挫折を描く「柴錬三国志」完結篇。 #
by biomasa
| 2004-10-17 10:04
| ★★★★★
"If you build it, he will come."
この声が聞こえてからケビン・コスナーは野球場を作った。★★★★ 「シューレス・ジョー」 W・P・キンセラ 1982 文春文庫 1919年、ワールド・シリーズ八百長事件に巻き込まれて永久追放の憂き目にあった悲運の外野手。 そのシューレス・ジョーが、いまアイオワの玉蜀黍畑の中の野球場に現れる。 ――夢見ることの力、人生における“野球”という言葉の魔力を、詩的に、ファンタスティックに描いた傑作青春小説。 これを映画化した「フィールド・オブ・ドリームス」のラストシーンはいつ見ても涙が出る。 #
by biomasa
| 2004-10-16 11:05
| ★★★★
これに比べたらマラソンなんて屁みたいなものだ。
とにかく壮大なドラマです。★★★★ 「遥かなるセントラルパーク」 トム・マクナブ 1984 文春文庫 1931年ロスアンジェルスに、世界中から2000人のランナーがあつまった。 歴史上、それまで誰一人として、ニューヨークまでの米大陸横断5千キロを、1日80キロずつ走り続けた者はいない。 このレースはまさに不可能ともいえる冒険の旅なのだ。 行く手には容赦なく汗と体力を絞り取る狂熱のモハーヴェ砂漠、厳寒と酸素不足の死のロッキー山脈越えがある。 それら太陽熱風豪雨雪の自然脅威はまだしも、この時代は、まさに大恐慌に禁酒法、しがない暮らしにあるプロ、失業中の者、飢饉の村を救うべく参加したメキシコ青年、元オリンピック選手の英国貴族、人殺し、そして踊り子だった美女までが賞金36万ドルを狙う。 さらに主催者さえもが、これでヒトヤマ当てこんでの大ギャンブル・レースなのだ。 「なぜ、連中は走りつづけるのか? 走っている時間が、何者も奪い取ることができない素晴らしいひとときだからだ」 そして彼らは「肉体と精神の知られざる領域に踏み込んで、自分が何であるのかを知る」 読み終わってみると“長距離走者は、孤独ではない!” #
by biomasa
| 2004-10-15 10:12
| ★★★★
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