強烈なハードボイルド、マイク・ハマーはむさぼり読みました。★★★
「裁くのは俺だ」 ミッキー・スピレイン 1947 ハヤカワ文庫 私立探偵のマイク・ハマーは親友のジャック・ウィリアムズの死に衝撃を受けた。 自宅で殺されたジャックは腹を撃たれ、苦痛にぬたうち回りながら、片腕で、自分のピストルが掛けてある椅子の所までにじり寄って行ったが、ついに手にすることもなく息絶えたのだった。 親友を殺した犯人への怒りを掻き立てられたマイクは警官のバットに叫ぶ。 「君には仕事がある。しかしこっちにも仕事があるぜ。 ジャックは俺の親友だった。 どうあっても犯人を法律のまだるっこしい手続きにまかせて置けるもんか」、「大したものだぜ。法律はすばらしいよ。ところが今度は俺が法律だ」 そして、それはジャックへの鎮魂の誓いにもなる。 「ジャック、君を殺した野郎は俺があげてやるぜ。そいつは電気椅子に腰掛けるんじゃない。絞首刑にもならないんだ。君が死んだのと同じようにヘソのすぐ下の内蔵の中に、.45口径の弾をくらって死ぬんだ」
by biomasa
| 2005-09-10 09:46
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