読んだけどなんか重かったですね。
「誓約」 ネルソン・デミル 1985 文春文庫 「きみの名前が出ている」隣人に示された一冊の本、ヴェトナム戦時の米軍の残虐行為をあばくものだった。このときから元陸軍中尉ベン・タイスンの戦後生活は音立てて崩れた。しかし、真実は固く胸に秘さねばならぬ。なぜなら、掩蔽壕の闇のなかでなされた“誓約”が彼に“名誉の沈黙”を強いるからだ。四面楚歌のなかで、タイスンの胸に大いなる疑問が湧く。これは個人の罪なのだろうか? 裁かれるべきは国家ではないのか? そして決意する。敢然、軍籍復帰して軍事裁判の被告席に立とうと……。戦場の“藪の中”をドラマチックに追求して、『ケイン号の反乱』、『地上より永遠に』に連なる骨太の国民文学的傑作の大ベストセラー
by biomasa
| 2005-04-10 10:55
| ★★★未満
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