アイリッシュと言えば短篇に傑作が多いが長編もいいのがある。
代表作は「幻の女」と「暁の死線」だがこの本も★★★です。 「暗闇へのワルツ」 ウィリアム・アイリッシュ 1947 ハヤカワ文庫 ルイスは天にも昇る心地でいた。通信交際会に紹介されたジュリアという女性との手紙のやりとりが実り、彼は結婚することになったのだ。そして今日が、花嫁を乗せた船が着く日だった。だが、目指すジュリアの姿がない。狂ったように人混みを探すルイスを待っていたのは、見も知らぬ、しかし楚々たる美女だった!限りなき転落へのワルツを予告するかのように……ムードとサスペンスの巨匠が悪女の美しさを描いた野心作。
by biomasa
| 2005-02-17 10:01
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