この頃のヒギンズ様は本当にいい本を書いています。
これも文句なしのオススメ。★★★★です。 「非情の日」 ジャック・ヒギンズ 1972 ハヤカワ文庫 ギリシャの刑務所に入れられ、15年~20年の刑はカタイという、対ゲリラ戦のヴェテランで元英軍士官のサイモン・ヴォ―ン。 “セレンが―の野獣”と異名をとる彼が、出所を条件にある使命を与えられる。 “夜の響きはマシンガン”というアイルランドへ潜入し、IRAに奪われた金塊の奪還とIRAのリーダーの暗殺を果せ。 といったありきたりのお話ではあるが、そこはヒギンズ、アクション・キャラクターも12分に生かされている。 IRAの美女ノラ・マーフィも登場する。 その美女ノラを守る若きガンマン“ビニー”、彼の早撃ちたるや、0.5秒で5発、そして180センチある。 IRAのリーダー“小男マイケル・コーク”。 コークに対立するIRAの過激派のリーダー、武器商人、食えない古だぬきのファーガスン等々、すべてが生きている。
by biomasa
| 2004-11-08 10:32
| ★★★★
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