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パーカーの文体がしっかり楽しめます。★★★でお薦めだけど、アップはしなくていいでしょう。 「ドリームガール」 ロバート・B.パーカー 2006 早川書房 かつて非行に走り家族にも見捨てられたところをスペンサーに救われ、ニューヨークの高級娼婦となったエイプリエル・カイル。すっかり成長した彼女が、ひさしぶりにスペンサーの前に姿を見せた。ニューヨークのマダムから託され、自らがボストンで経営している娼館に、何者かの嫌がらせが続いているというのだ。女たちは怯え、客が逃げはじめている。エイプリルの頼みで、さっそくホークと共に護衛に乗りこむスペンサー。だが、脅迫の裏には事情があるようだ。地元ギャングの縄張り争い、エイプリルの背後に見え隠れする男の影……事件は複雑な様相を見せはじめる。エイプリルをトラブルから救い出すべく、スペンサーはニューヨークへ飛ぶ! 『儀式』『海馬を馴らす』で登場したエイプリルが再登場をはたす、注目のシリーズ最新作。
高評価★★★★を与えたが、クラムリーをはじめて読むならお薦めしない。「正当なる狂気」 ジェイムズ・クラムリー 2005 早川書房 心に深い傷をおった私立探偵C.W.シュグルーは、愛する家族に囲まれ静かな生活を送っていた。だが、親友の精神科医マックの頼みを断わり切れず、盗まれた診療記録の行方を追うことに。危険のない調査のはずだったが、シュグルーの目の前で容疑者たちが次々と惨殺されていった。しかし犯人の尻尾はまったくつかめない。妻と息子から遠く離れ、実りのない孤独な調査に奔走するシュグルーの心は、しだいにかつての狂気に取りつかれていく――雄大な西部を背景に、男の友情、魅惑的な女たち、暴力、そして裏切りにつぐ裏切りを描く、ハードボイルドの巨匠の傑作長篇。 単純に★★★★を与えたが、クラムリーを初期から読んでいれば違和感はいが、初めて読む人には苦痛かも知れない。もしかしたら評価は極端に低いかもしれない。 私自身、読んでいてこれは何の本なのかと疑問に思うことはいっぱいあった。しかしクラムリーの本だから最後まで読んで、最後にはなるほどとなったが、下手をすると途中で放棄ということもあるかも知れない。クラムリーを昔から読んできた人に与えられるクラムリー最後の報酬かも知れない。 この本の翻訳にも力が入りすぎているのではなかろうか? 少し重苦しい感じがする。 クラムリーを読むならば初期の「酔いどれの誇り」と「さらば甘き口づけ」がベストだろう。
フリーマントルもチャーリー・マフィンのほかはもういいかなと思いますね。★「殺人にうってつけの日」 ブライアン・フリーマントル 2006 新潮文庫 協力者の元KGBスパイに裏切られ、妻まで奪われた末に逮捕。元CIA工作員メイソンは、獄中で15年ものあいだ、彼らに対して鉄壁の復讐計画を練り続けていた。ハッキング技術の習得、肉体の鍛錬、周倒な下準備。あらゆる手段を駆使して元妻の幸福な家庭に迫る復讐者が、照準を合わせた意外な人物とは。情報のプロ同士が繰り広げるすさまじい頭脳戦、巨匠による最高峰サスペンス。
今、図書館にあった「ロング・グッドバイ」を読んでいる。清水俊二訳の「長いお別れ」じゃない。 村上春樹訳の「ロング・グッドバイ」だ。 何でも、「長いお別れ」では翻訳する際に随分端折っているのだそうだ。 それを今回は全文丁寧に翻訳したとのこと、本も分厚い。 期待に胸を膨らませて読み始めた――、のだが。 どこかがおかしい。 なんかすっきりしないのだ。 ついに「長いお別れ」を引っ張り出して目を通した。 文体があまりにも違いすぎる。 「長いお別れ」は名訳だと確信する。 「ロング・グッドバイ」はハードボイルドと違う! 私の結論はこの点に尽きる。 おそらくこの勘ははずれてないと思う。
単独なら★★★、でもコーンウェルの新シリーズとなるとなぁ!「捜査官ガラーノ」 パトリシア・コーンウェル 2006 講談社文庫 褐色の肌、漆黒の髪、さまざまに変化する瞳。秀でた容姿と確かな手腕を持つウィンストン・ガラーノは、二十年前の老女殺害事件を再捜査するよう命じられる。だが、彼が動き出そうとした矢先に、脅迫と不吉な予言がなされる。バーボンを愛しハーレーを駆るニューヒーロー誕生! コーンウェルの新シリーズ開幕。
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